定期健診の必要な理由

いつまでも自分の歯で、おいしく食べるために必要なこと

おや知らずを除くと、人間の歯は28本あります。 28本のうち20本以上の自分の歯があれば、 ほとんどの食べ物を おいしく食べられるといわれています。 きちんとメンテナンスをすれば、80才になっても20本以上歯を残すことは 十分可能です。 しかし、現状は……   厚生省の調べでは、20本以上自分の歯を持つ人の割合は、、 50歳代前半では5人に4人、 60歳代後半では2人に1人、 70歳代前半では3人に1人程度です。   一生おいしく食事をするためには、きちんと手入れをすることが大切です。   たとえ歯の本数が減ったとしても失った部分をきちんと治療し1本でも多く自分の歯を残そうとすることが重要です。

歯、口の役割

歯、口の役割は食べることだけではありません。

自分の歯を失ってしまうと、かむ力が弱くなったり、かみ合わせに不具合が出てくるとさまざまな弊害が出てきます。

歯を失ってしまいそのまま放置しておくと・・・・・・

好きなものが食べられなくなることがある

入歯などにしても完全に回復するわけではありません。せんべいなど固いもの、スルメ、漬物、ピーナツなどのナッツ類などが特に食べにくくなるようです。

笑顔に自信がなくなる。顔が年よりくさくなる

歯が抜けたままにしておくと、容貌も変わってきます。

きちんと治療しても・・・

もちろんきちんと治療すれば、機能は回復しますが自分の歯にはかないません。保険のきく入れ歯や、ブリッジなどはともかく、インプラントなどにしようとすると、最低でも数十万円のコストがかかります。
*入れ歯ブリッジも材料によっては保険がきかないものもあります。

歯を失う原因は

歯は年をとると、自然に抜けてしまうわけではありません。
歯を失う原因はむし歯と歯周病です。
特に年齢が高くなればなるほど歯周病で歯を失うケースが多くなります。

 

むし歯は、ある程度進行すると症状が出ます。
表面の色が変わったり、小さな穴が開いたり、痛みが出たり沁みたりします。
症状がでてすぐに治療をすれば歯を失うようなケースはごくまれです。

しかし、歯周病はかなり深刻な状況になるまで症状が出ません。

歯科医師でも、レントゲン、歯周検査などを行わないかぎり進行状況を正確に

診断することはできません。

そして、ある日突然「歯がぐらぐらになった。」「歯が抜けてしまった。」
と言うことになるわけです。

現在日本では30歳以上の方80パーセント以上が歯周病にかかっていると言われています。

最近歯科を受診していない方には歯周病健診をお勧めします。お気軽にお電話ください。

歯を守るために必要なこと

歯と歯ぐきの健康を守るためのキーポイントはプラークコントロールです。  

プラークは歯垢とも言います。歯に残った食べかすなどではありません 。
歯の表面に固着した、細菌などの塊のことです。
プラークコントロールとは、プラークを減らす方向へ、コントロールするという意味です。
プラークは、口をゆすぐ程度では落ちません 。
しっかりと歯ブラシなどで擦り落とす必要があります。しかし、毎日すみずみまで磨いているつもりでも、どうしても歯ブラシの届きにくい所などに汚れがついてしまいます。 さらに、バイオフィルム(細菌のかたまり)など歯ブラシでは落せない 汚れもあります。 そういったわけで、きちんとプラークコントロールをして、歯と歯ぐきの健康を 守るためには、定期的に歯科医院でお口のクリーニングをする必要があり ます。